洋館ぐらし
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M邸「M.French Bell Maison」目地埋め作業

昨日は、梅雨空に加えて台風の影響で煉瓦工事が中断しました。乾式工法なので下地レールに煉瓦をはめ込むことはできるのですが、目地は雨で流れてしまう、若しくは目地材が煉瓦表面に付着してしまう恐れがあるので、作業をやめることにして、今日引き続き作業をしています。

今日は台風のコースが迂回したせいもあって、朝から快晴となり気温が30度を越す熱気に包まれました。汗だくになりながらの目地埋め作業でした。煉瓦工事には目地を埋める作業はつきものです。煉瓦の色の種類によって目地材の色を合わせることができます。それにより雰囲気がガラッと変わるので驚きですよ。例えて言えば、ファッションのコーディネートのようなものです。

目地の色も10種類程度あります。(メーカーによって色幅が異なります)例えば、ホワイト、ベージュ、ライトブラウン、ブラウン、ライトグレー、グレーなどです。その中から建物の雰囲気に合うものを選びますが、今回はライトブラウンを選びました。使用する赤煉瓦は色幅があるので、シックな雰囲気に仕上げ、白色のモールディングでメリハリをつけたいと考えています。
また、通常目地材にはタイル用と煉瓦用があるので注意が必要です。特にメーカーでは大別されているわけではないようですが、目地骨材の粒子の粗さが違うようです。煉瓦の場合は、粒度の大きいものが望ましいと思います。

タイル用の目地材を使うと目地の表面がスムースになり、煉瓦の自然な雰囲気が損なわれる。一言で言うと奇麗すぎるのです。粗々しくザックリしたほうが煉瓦との相性がいいと思いますのでお勧めです。目地材はガン(筒状の注入器)で目地部分に注入しました。一見コーキング作業に似た作業です。煉瓦専用の器具はオーストラリア製のものです。通常約10㎜~12㎜の統一間隔に、通常一本目地と言っていますが、一か所づつ根気よく埋めていく作業になります。

もう一つ大事なことは、目地埋めの種類についてです。種類はいくつもあります。通常、深目地、しのぎ目地、V目地、R目地、浅目地、平目地、角目地、出目地などです。目地をどのように見せるかによって呼び名が違います。今回はR目地にしました。目地鏝の先がR形状のものを使用しましたので、余分な目地材を掻き落とすときにR状なりました。

浅い目地だと煉瓦の凹凸感があまりでません。反対に目地が協調される雰囲気になります。また、コテ抑えをすると固い印象になります。どの目地仕上げにするかは好みに依ります。私共では通常深目地にして煉瓦の凹凸感を出し、タイルとは違う本来の煉瓦らしさを表現しています。

特に目地仕上げで注意しなければいけない点としては、煉瓦表面に付着させないようにすることです。時々タイルの感覚で表面に目地材を鏝で伸ばしてしまい、後でふき取る人がいますが、間違いです。タイルと違い煉瓦は吸水性があるので、一回付着した目地材は簡単に取ることができません。煉瓦の表面が白く汚れてしまい、煉瓦の風合いを台無しにしてしまうからです。
煉瓦工事は明日で終了する予定です。 仕上がりが楽しみですね。(つづく)
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