洋館ぐらし
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M邸「M.French Bell Maison」内装下地工事の差とは?

昨日は、関東地域で突然の落雷や降雹などで大きな被害を残したTV映像は驚愕のニュースでした。最近は九州地域に洪水被害をもたらし、本当にここは日本なのか、と自分の目を疑うほど衝撃的な気象変動のニュースが続いていますね。
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

ところで、連載していますM邸は、現在、内部下地の造作工事が大工さんの手で着々と進められています。完成された建築からは判断できない作業の精度というものがあります。これに関しては、大工さんの経験や技量の差が如実に表れるように思います。単純な区分けをすると、注文建築と建売建築とでは、その要求度が違いますし、ローコスト住宅とハイクラス住宅でも同様です。

今回の事例を基に検証しますと、例えば写真にあるように、通常 キッチンの背面収納、テレビキャビネット、洗面化粧台、収納棚など器具や重いものを固定するために、仕上げ工事の前にコンパネ下地を貼る室内壁面があります。それ以外の壁面は通常石膏ボードになり、それらをそれぞれの面で貼り分けすることになります。

ここで注意しなければならないことは、お施主様のライフスタイルを十分に聞き入れ、しかも将来のライフスタイルの変化も想定した上でその貼り分け作業をする必要があります。これは注文建築の場合は特に要求度が高くなります。
(建売などは特定の買主がいないわけですから、それほど熟慮する必要はありません。) 業者は、どれだけ建主様の身になって提案できるかということに掛かってきます。

しかし、写真のように下地が必要な箇所に関して、柱や間柱間にコンパネを固定し、その上に石こうボードを貼る予定ですが、このような手の込んだ施工(下地2重貼り)をしている大工さんは少ないと思います。この違いは後々違う素材の貼り合わせ部分がクロスのよじれや、左官仕上げの場合はクラックが入る原因になります。つまりクレームになる可能性が大きくなるのです。私共は、住まいは「商品」ではなく「作品」として、ひとつ一つをしっかり造り込んでいくことをモットーとしています。

一般の方ですと、なかなかそれを見る機会はあまりないと思うのですが、概して早いだけの作業には、簡素化若しくは欠落している作業が多いので、ローコストは、やはり“それなりに”ということになるのでしょうね。これは一つの事例に過ぎませんが、お客様はその違いを理解した上で、業者を選定する方が良いですよね。安いものにはそれなりの理由があるということです。そして、その違いはどこからくるのかと考えると、前述の通り大工さんが修行してきた経験(どのような環境で仕事をしてきたか)とその技術の差になるのではないかと思います。特に大工さんは、“自分流”という癖を持っています。人により作業手順や精度、または習慣や考え方も随分違うものです。人柄も重要です。それを知る最短の方法は、これまでにどのような建築を残してきたかを知ることだと思います。(つづく)
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