洋館ぐらし
ハウスメーカーではご満足されないお客様へ、マスプロダクツの規格住宅では得られないビストロのような味わいの家。欧米の伝統的デザインに流行を取り入れた、人生をこころ豊かに楽しむための上質な暮らしをご提案します。

H.Tudor Light Cottageと3棟の街並み

H邸の2世帯住宅の計画が着工し、具体的に作業が進められています。360坪の敷地を等分に分割しました。更に、北下がりの傾斜地をそれぞれ盛り土に造成し1区画約180坪になりました。理想的な整形地で、東道路に接道し南北方向に2棟が並ぶ格好になります。

実は、ここまで説明したのには理由があります。昨年私共がお引渡しをさせて頂いたW. Rejonal Modern Deluxの南側にH邸2棟を加えると3棟並ぶことになり、ちょっとした街並みができるので、外観にある共通性を持たせ統一感のある街並みを造りたいと考えています。

私がひとつ残念に感じていることは、当地の被災地で集団移転地に短期間で多くの家が建てられています。まるでモデルハウスの展示場のようです。平均すると、各100坪~150坪の区画にそれぞれの建て主が業者を決めて注文建築で建てているのですが、業者が異なるため当然コンセプトも異なります。従って、街並みとして無秩序な住宅が立ち並んでいる印象を強く感じています。当地に限らず、他の被災地でも同様の状況が起きていることでしょう。この住宅地が30年、50年と経ったときは、いったいどのような街になっているのでしょうか。住民が誇れる街になっているでしょうか。それを想像してみると甚だ疑問を感じています。

日本はヨーロッパのような統一された美しい街並みが形成されない社会です。家は当然所有者のものですが、外観はパブリック(共有の価値観)という意識はあまりありません。建物が新しくても街並みの美しさという点では意識が薄いと感じてしまうのは私だけではないと思います。特に、住宅地のランドスケープ(景観)デザインと言う点で遅れている気がしています。

そこで、この3棟が縦に並ぶと美しい街並みが形成されると期待しているのです。もちろん私共の実績にもなるので、僅か3棟であっても他の住宅地との違いを実際に皆さんに見て頂こうと考えています。

写真にある建築中の2棟はH邸の2世帯住宅の現場ですが、奥の祖父母の切妻屋根の建物と現在建て方を控えた子世帯の建物が、これからほぼ同時に建築が進められていく予定です。どちらも注文住宅なので建て主の希望を建築に反映していくことは当然ですが、前述の通り異なるスタイルの住まいのなかに統一感を持たせた街並みを創るためには、ある一定の仕様や色を統一し雰囲気を合わせる工夫が必要です。

かと言って、建売住宅のように形も仕様も皆同じでは味気ないですよね。ですので、3棟とも家のスタイルは違うし、ご予算も違います。しかし、この違う3棟の建物配置を合わせ、煉瓦などを同じく外壁に用いることで雰囲気を高め、一方では伝統的スタイルを基に個性を強く表現、一見相反する条件のようですが、むしろ相乗効果をもたらしそれぞれを引き立てて美しい街並みになることでしょう。そうさせるためには、やはりデザイン力ではないでしょうか。3棟の住宅地を一つの塊として捉える必要があります。具体的はご説明をしていきますのでご期待ください。(つづく)
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