K邸日本家屋のリフォーム
2019年7月19日

毎日梅雨空が続いています。昨日一時晴れ間が見えましたが、雨が降ってきました。九州では台風の影響も現れているとか…。農作物にも被害が出ているようです。
だいぶご無沙汰してしまいました。今回から初めての物件を紹介していきます。「K邸全面リフォーム物件」です。この物件は実は先月から着工しています。昭和45年頃に私の地元新地町内に建てられた日本家屋で、約48年経った古家を全面改修する物件です。
これまでに主に新築物件をブログでご紹介してきましたが、リフォーム物件として、しかもこのような大掛かりなリフォーム物件のご紹介は初めてとなります。

リフォームは、新築とは異なる留意点がありますし、難しさもあります。第一に、大概の場合、図面が残っていないケースが多く、現場を実測して新たに図面を興す必要が出てくることです。
第二に、お施主様のご予算や施工範囲を充分に聞き取り、お施主さんが今後どのような暮らしを求めるのかを知ることです。
第三に、お施主さんの求める暮らしに対し、各専門職の職人さんと協議し、できる限り正確に現状を把握する必要があります。特に、正確な積算が重要です。
つまり、ゼロから作る新築と違い、既存の建物のどこを残し、どこをどのように造り変えるのか、または増築するのかを決める必要があります。当然ご予算にもよるので、予算に見合った施工範囲を決めなくてはなりません。

今回の場合もそうですが、そのそも、お施主さんが半世紀程前の建物を全面改修を希望されたのには理由があります。
現在の住まいを息子家族に譲り、先代のご両親が住んでいた空家となっていた古家に住み替える目的で改修をご決定されたのです。ご両親が大切のされてきた家であり、お施主さんも幼少の頃から育てられた愛着があったのでしょう。(つづく)